15歳の少年が、カトリックの聖人になるかもしれない(ギズモード・ジャパン)

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ミレニアル世代としては初。 コロナのせいもあり、何かとサイバーパンクな出来事が多い2020年。ダンサーたちがコロナ対策としてガスマスクを着用したドライブスルー型ストリップクラブやペプシがスポンサーになったコロナ検査場ができたり、コロナにかかって隔離された大統領がツイ廃と化したりと濃い話題ばかりですが、今度は得意のテクノロジーで布教に貢献していた少年が聖人になる可能性が出てきました。 その少年とは、2006年に白血病により15歳でこの世を去ったカルロ・アクーティスさん。先週、カトリック教会はイタリアにあるアッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群で彼を「福者」にする列福式を行いました。プログラミングが得意でインターネットが好きだったカルロさんは生前、カトリック団体のウェブサイト管理を手伝うだけでなく、聖体の奇跡をまとめたサイトを作ってもいました。そんな彼が、ミレニアル世代初の聖人になるかもしれません。 教会はテクノロジーに精通していたからというだけで、聖人だと認めるわけではありません。そもそも聖人とは「生存中にキリストの模範に忠実に従い、その教えを完全に実行した人たち」で、聖人だと公式に認められる前に「神のしもべ」→「尊者」→「福者」と段階を経る必要があります。 彼の母親、アントニーナ・アクーティスさんは、カルロさんが産まれる前はあまり信心深くなかったこと、そして彼女を教会に引き寄せたのは息子だったことを取材で語っていました。彼女の話によれば、カルロさんはわずか3歳にして、一家が散歩中に通りかかった教会に引き寄せられていたそうな。彼はロザリオの祈りが大好きで、叶わなかったものの世界各地にある聖体の奇跡を巡ることを夢見ていました。 思春期に入ると、彼はカトリック信仰への熱意とテクノロジーという得意分野を組み合わせて、ネットを通してキリストの教えを広めるという作業を開始。それ以外にも学校では同級生をいじめっ子から守ったり、友人の両親が離婚するという時にはその友人を支える輪を作ったりと、善い行いをしていたのです。 カルロさんが亡くなってから、彼の列福を求める声が上がり、まず2013年にカルロさんは「神のしもべ」になりました。そして2018年には「尊者」と宣言され、週末の列福式で「福者」という敬称がつけられたのです。

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(2020/10/20)