【巨人】ポーカーフェース 投球も感情もコントロール…岩隈久志ってこんな人(スポーツ報知)
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ポーカーフェースの貴公子、というのが近鉄時代から一貫した岩隈のイメージだろう。取材には時間をかけて丁寧に答えてくれるが、決して余計なことは言わず、愚痴をこぼすこともない。歴代番記者は本音を引き出せているのか不安になったことだろう。近鉄時代も大阪の“いてまえ記者”たちが苦戦させられた。
投球と同じく、感情に流されず自分をコントロールした21年だった。天真らんまんなまどか夫人の影響で、岩隈が家族に見せる本当の喜怒哀楽を知っているから、ポーカーフェースを信用できた。長女・羽音(うた)さん(16)とダンス、長男・大志(とわ)くん(11)とキャッチボール、次女・凛心(りま)ちゃん(9)に英語を教える。日本時代からプライベートを大事にするメジャー流だった。
岩隈と私は誕生日が同じ4月12日。ひと回り違いで干支(えと)も同じ酉(とり)。昨年、50歳になった時にメールすると「40歳まで頑張ります」と返ってきたが、人生はこれからの方が長い。ライフワークの慈善活動は、東日本大震災に見舞われた東北を支えた。コロナ禍だからこそ、ユニホームを脱いだ岩隈に求められるものは大きいはずだ。(05~06年楽天担当キャップ・酒井 隆之)