“世界ランク1位”ガイヤース引退、種牡馬入りへ(日刊スポーツ)

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ドイツ、英国でG1・4勝を挙げたガイヤース(牡5、C・アップルビー、父ドバウィ)が現役引退をすることが19日、分かった。同馬を所有するゴドルフィンがHPで発表した。同馬はIFHA(国際競馬統括機関連盟)が世界の主要レースを対象として制定する今年の「ロンジンワールドベストレースホースランキング」で、今年の1位となる130ポンドを獲得。“世界ランク1位”の称号を手にしたまま、今後はアイルランドのキルダンガンスタッドで種牡馬入りする。 同馬は17年9月に英ドンカスターの未勝利戦(芝1600メートル)でデビュー(3着)。2戦目で初勝利を挙げると、故障で戦列を離れる時期もあったがG3・2勝、G2優勝と重賞3連勝。G1初挑戦となった19年ガネー賞では後の凱旋門賞馬ヴァルトガイスト、ディープインパクト産駒で前年の仏ダービー馬スタディオブマンの3着に好走した。 ビッグタイトルを初めて手にしたのが同年9月の次戦、独バーデン大賞。2着馬ドニャーを14馬身突き放す逃げ切りでG1初制覇を飾った。 4歳で初めて挑戦した同年凱旋門賞は10着に終わったが、明け5歳の20年は2月のドバイミレニアムSで復帰戦を勝利。その後は再び英国に戻り、コロネーションC、エクリプスS、英インターナショナルSを逃げ切ってG13連勝を飾った。 G1・4連勝を狙った今年9月の愛チャンピオンSでも逃げの手を打ったが、マジカルの4分の3馬身差2着に終わっていた。この秋は2年連続の凱旋門賞挑戦をパスし、先週17日に行われた英チャンピオンS、または11月7日のBCターフ(G1、芝2400メートル、キーンランド)参戦を検討していた中での引退発表となった。 C・アップルビー師は「これまで13戦で9勝も挙げたガイヤースは非常に素晴らしいキャリアを過ごしました。彼の持つスピード、衰えることのない走力は見ていて痛快でしたし、今年は心身ともに完成すると思っていました。ブリーダーズカップへ連れて行けなかったことは残念でしたが、1月からドバイで調整を続け、長いシーズンを戦い抜いてくれたことが引退への決め手にもなりました」とコメントしている。

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(2020/10/20)