パラグアイ大使・中谷好江:「情熱と好奇心、体力」で突き進むワーキングマザー外交官(nippon.com)

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広島で生まれ育った中谷さんが最初に外国にあこがれを抱いたきっかけは、少女時代に見た人気テレビドラマ『アテンションプリーズ』や『兼高かおる世界の旅』だった。「スチュワーデスになって世界を駆け巡りたい」と英語の勉強に精を出したが、大学進学を考える頃には、英語以外の言語も習得したいと考えるようになった。 「スペイン語なら公用語とする国が多いので、きっと視野が広がると思いました。それに東京の大学に行きたかった。弟は2人いましたが、一人娘だったので、父からは広島大学に行けと言われました。でも、地元の大学は滑り止めも含めて一切受験しませんでした」 無事、東京外国語大学スペイン語学科に合格し、就職を考える頃には、外務省で仕事をしたいと思うようになった。「これもテレビの影響です。NHKで『マリコ』というドラマを見て感銘を受けたのです。原作も読んで、私も外交の舞台で国益のために働いてみたいと思いました」 柳田邦男の原作は、日米開戦前夜、外交官・寺崎英成と米人女性の間に生まれたマリコが親子2代にわたって日米の懸け橋となる数奇な人生を描いたノンフィクションだ。 中谷さん世代の就職は、男女雇用機会均等法が制定される前だ。「あまり勉強をしなかった成績の悪い男子学生でも、商社などにどんどん就職が決まっていくのに、女子は成績トップでもなかなか決まらない時代でした。しかも都市銀行などは自宅通勤が前提で、地方出身者を採用してくれなかった。私は外務省試験に的を絞っていましたが、試験が難しくて『落ちた!』と思い、焦って就活を始めました。ですから、外務省に合格した時には、ボーダーラインでも、一途な情熱が伝わったのかなと思いました」

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(2020/10/20)