NUMO担当者を招き“核のごみ”勉強会 地元有志の意図は? 北海道滝上町(HBCニュース)

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 オホーツクの滝上町(たきのうえちょう)で、先週、町内の関係者に配られた文書。NUMO(ニューモ)=原子力発電環境整備機構を講師に招き、いわゆる“核のごみ”の地層処分について「勉強しよう」というのです。  町民らの有志がおととい開いた勉強会には20人ほどが参加。NUMOの担当者から地層処分とはどんなものか説明を受けました。  「核(を入れる)という前提がない文献調査は是非していただきたい」(勉強会を開いた有志代表・中津一夫さん)  主催者は最終処分場を決める調査の第一段階「文献調査」を滝上町で行うことができれば、町内の地盤の安全性が確認できると話します。  「(文献調査を実施することで)滝上町の地盤の安全性を科学的に証明してくれて、全国に発信してくれると思った。滝上町が生き残るためにはどうしたらいいかが第一、核がどうしても必要とは思っていない。核の受け入れは反対です」(勉強会を開いた有志代表・中津一夫さん)  主催した有志の会は、今後、幌延町の深地層研究センターや青森県六ヶ所村の原子燃料サイクルに関する施設も視察する予定です。  「山あいにあるこの滝上町は、近くに港があるわけでもなく、輸送面で好ましい地域に該当していません」(記者リポート)  専用の船で運ぶ“核のごみ”。国の科学的特性マップで滝上町を確認すると、「輸送面でも好ましい」とされる「海岸から20キロ」の濃い緑色のエリアはほとんどありません。  滝上町は、HBCの取材に「最終処分場・文献調査ともに受け入れるつもりはない。有志の勉強会については静観する」と話しています。

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(2020/10/20)