阪神藤浪に引退球児も及第点 日本人2位162キロ(日刊スポーツ)

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<阪神1-1ヤクルト>◇19日◇甲子園 阪神藤浪晋太郎投手(26)が球団最速、NPB日本人2位の162キロをたたき出した。 【写真】7回に登板する藤浪晋太郎 同点で迎えたヤクルト戦の7回2死。代打松本友から高めの真っすぐで空振りを奪ってマークした。中継ぎ転向後、160キロ台連発の爆発力と安定感を発揮し、7戦連続0封の完全復活モード。日本人最速、大谷翔平の165キロにあと3キロだ。延長10回ドローで最大の見せ場を作り、甲子園をどよめかせた背番号19に更新の期待が膨らむ。    ◇   ◇   ◇ スピンの効いた直球が高めに伸びる。松本友のバットが間に合わない。162キロ。球団最速記録が表示されると、甲子園が「オーッ」と沸いた。藤浪はどよめきを耳にすると、電光掲示板を振り返った。 「出た瞬間は気付かなかったですけど…。真っすぐを1、2、3で来ると思って、腕を振って差し込みにいかないと合わされるかなと思った。いいボールだったと思います」 同点の7回表に登板。3者連続で空振り三振を奪った。7番中村は外角159キロ、8番西浦は外角低めスライダー、代打松本友は低め149キロスプリットで仕留めた。松本友への2球目には球団最速記録を更新。日本プロ野球では日本ハム大谷の165キロ、巨人ビエイラの163キロに次ぐ数字に「出たこと自体はいいこと」と納得した。 2連投。前夜の反省を生かし、フォームに微修正を加えた。左足を上げる際、ピンと真っすぐだった右足をこの日、少し曲げた。「自分は腰高になると、どうしてもタイミングが合わなかったりする。重心を低くというイメージで。重心を落としてプレートを蹴るぐらいのイメージで投げるとタイミングも良かったので」。球速だけでなく、確かな手応えも手にしたようだ。 今季限りで現役を引退する藤川からも及第点をもらっている。2月の沖縄キャンプ、2軍の鳴尾浜でアドバイスをくれていた大先輩は15日から1軍に合流。「右足が動かなくなったな」「右足をしっかり固定できて左足や両手が自由に使える状態で、いいバランスで投げられている」。レジェンドからの言葉の数々も自信につながっている。 これで7戦連続無失点。ブルペン待機にも慣れ、本来の躍動感を完全に取り戻しつつある。 「なんとなく『この辺で行くだろうな』とタイミングが分かってきた。あたふたしなくなりました。

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(2020/10/19)