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　女優・波瑠（２９）と俳優・安田顕（４６）が１９日、札幌市内で行われたオール北海道ロケの映画「ホテル　ローヤル」（１１月１３日公開・武正晴監督）の北海道凱旋報告会に原作者の作家・桜木紫乃さんとともに出席した。 　２０１３年に直木賞を受賞した累計発行部数１００万部超えの桜木さんの同名小説が待望の映画化。北海道・釧路湿原のラブホテルを舞台に様々な人間模様が描かれ、ホテル経営者の一人娘・田中雅代を波瑠、父親でオーナー・田中大吉を安田が演じた。 　撮影は昨年５～６月にすべて北海道で行われた。北の大地の海の幸、山の幸に波瑠は「スケジュール見て外食できるのはいつだろうと楽しみにしてました。お弁当でもおいしかった」と笑顔。さらに札幌の若者中心に広まりつつある念願のシメパフェも堪能した。すると北海道出身の安田は「シメパフェっていうのが流行ってるの？」と逆質問する場面もあった。 　劇中では田舎のラブホテルを訪れる人々のストーリーや、美大受験に失敗したことをきっかけに人生と向き合う雅代の心理描写も表現される。波瑠は「１人の女の子が初めて自分の人生を肯定できてこれから人生を作っていきたいと思う瞬間が作品にある。その姿を見届けていただけたら」とアピール。地元の安田は「道民１人１人が見て後押しして欲しい」と力強く訴えた。

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(2020/10/19)