浦和L、なでしこリーグ首位独走の秘訣は? 指揮官が植え付けた「考える習慣」が生み出した力(SOCCER DIGEST Web)

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 今年、浦和レッズレディース(以下・浦和L)は強くて面白い。  リーグ戦11勝1分2敗 勝点「34」。2位のINAC神戸レオネッサに勝点「8」差をつけ、首位を走っている。 【PHOTO】可憐にタフにピッチに舞う、なでしこ猶本光の厳選フォトギャラリーをお届け!  2-1で勝った前節マイナビベガルタ仙台レディース戦。前半は相手にボールをほぼ渡さない圧巻の出来だった。  長短のパスを織り交ぜたポゼッションサッカーをベースにイレブンは状況を見ながら、右サイドが左に。ボランチが前線に。FWが中盤にと前後左右と流動的にポジションチェンジを繰り返した。  かといって組織に隙を生じさせることなく、良い距離感と絶妙なポジショニングで攻守の秩序を保った。  またボールを奪われても数人で囲んで奪い返すと素早く攻撃に転じ、思い切りの良い判断からのプレーも光った。スタメン11人、いやベンチメンバーを含めた18人しか分からない世界がそこにあった。  古巣相手に1ゴール・1アシストのDF佐々木繭は「個々の力があって、そのうえで助け合えているため、チーム力が上がっている」と強さの理由を話す。  昨年、クラブとして掲げたチームコンセプト。 『個の能力を最大限に発揮する』 『前向き、積極的、情熱的なプレーをすること』 『攻守に切れ目のない、相手を休ませないプレーをすること』  これらがいまの浦和Lで今季、継続的に表現され、結果につながっている。  その強くて面白いサッカーを築いたのが就任2年目 森栄次監督だ。指揮官が就任当時、まず選手に伝えたこと。それは「考える」ことだ。  初陣となった昨季リーグ開幕戦のAC長野パルセイロ・レディース戦後、森監督は「こちらが“こうやりなさいよ”というばかりでなく、選手が考え、瞬間、瞬間に判断するプレーをさせたい。チームとしての道筋はつけるが、選手のアイデアを大事にしたい」と指針を示した。  現役時代は読売クラブでプレー。引退後、東京ヴェルディのアカデミー、日テレ・メニーナで長年、指導した指揮官らしいアプローチだ。  考えること――。それは自分自身のプレーを考えることにつながり、その考えをチームメイトに伝え、共有することにつながっていくもの。  また自身のプレーを考えるキッカケのひとつとしてFW清家貴子を右サイドバックに、DF高橋はなをFWで

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(2020/10/19)