「我々は特別な存在ではない」実在の“フクシマフィフティ”たちが明かした、原発事故10年目の想い(MOVIE WALKER PRESS)

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門田隆将のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を原作に、福島第一原子力発電所の事故を完全映画化した『Fukusima 50(フクシマフィフティ)』のBlu-ray&DVDが、11月6日(金)に発売となる。 このたび、Blu-ray豪華版に収録される“リアル50”(登場人物のモデルとなった実在の関係者たち)と原作者の門田によるオーディオ・コメンタリーの内容が明らかになった。 【写真を見る】佐藤浩市らが演じた “Fukushima50”登場人物のモデル、“リアル50”が映画を語るコメンタリーを収録 2011年3月11日午後2時46分、日本の観測史上最大の東日本大震災が発生。想定外の大津波に襲われ、外部と遮断された福島第一原発(イチエフ)内では、制御不能となった原発の暴走を止めるため、後に世界から “Fukushima 50”と呼ばれることになる地元出身の作業員たちが戦い続けていた…。 特典のコメンタリーは、佐藤浩市が演じた福島第一原発1、2号機当直長・伊崎利夫役のモデルとなった伊沢郁夫と曳田史郎、平田満が演じた第2班当直長・平山茂役のモデルとなった平野勝昭、安田成美が演じた緊急時対策室総務班・浅野真理役のモデルとなった佐藤眞理が出席し、原作者である門田の進行により本作について解説を行うものとなった。 映画では序盤に描かれている、震災発生直後に原子炉が全電源を失った時について、伊沢は「中央制御室は真っ暗で、本部に情報を伝えられる状況でもなく、本部から善後策が届くのを待つだけだった」と緊迫の状況を振り返る。 曳田も「電源喪失の訓練を受けていたが、訓練は復旧が可能で最終的には設備が守られる想定で行われていた。津波による浸水で復旧の目途が立たなくなり、後がない状況に陥った」と、想定外の事態に陥った現場の状況を語り、本作がフィクションではなく現実に起こったことだと改めて実感させられる。 本作でもっとも手に汗握るシーンとなった、決死の原子炉建屋への突入についても語っている。「無事では済まないことはわかっていた」という伊沢だが、それでも責任者として建屋へ向かおうとしたという。 だが、平野を始めとする職員たちも決意を同じくしていた。伊沢に指揮を変わるよう言われた平野は、「伊沢くんは残って指揮を続ける方がよいと思った。放射線量の危険値を知りつつも、運転員た

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(2020/10/19)