藤原ヒロシがブルガリとの異色コラボを語る──FRAGMENT× BVLGARI「ルールがあるからこそ楽しい」(GQ JAPAN)

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ストリートのカリスマ、藤原ヒロシとイタリアンラグジュアリーのトップブランド、ブルガリ。この異色ともいえるコラボレーションがスタートしたのは、2019年。そして今秋発表されたのが初のメンズコレクション。さまざまなスタイルのバッグからアクセサリーまで30点を超える充実のラインナップとなったが、制作過程は困難を極めたという。 「これまでは月1回くらい僕がミラノに行っていたので、サンプルを見ながら詳細なミーティングができた。でもコロナ禍でそれができなくなり、日本でサンプルを作って、それをブルガリなりに作ってもらうというスタイルになりました。実はフルラインナップを見るのは今日が初めてなんですが、『こんなふうになったんだ』と思うものもあります。でもそれはそれで面白いかな。自分が作ったサンプルをブルガリが仕上げるとラグジュアリーな雰囲気をまとう。よりブルガリ“らしさ”を感じる、面白いコレクションになっていると思います」 銀座のブルガリタワーで、ひとつひとつの商品を手に取り、その仕上がりを確認する藤原。サンプルからの変化に感心しつつ、とても楽しそうだ。 「たとえばこのナイロンのトートバッグのサンプルはコットンだったんです。もしそのままだったらブルガリというブランドを愛する人たちには響かなかったかもしれませんね。ナイロンにすることで高級感が生まれ、ブルガリらしいバッグになっている。こういうケミカル・リアクションが生まれるのがコラボレーションの楽しさなんですよ」 ブルガリとのコラボレーションにあたり、彼が意識していたことがある。それは、自分の意見を100%通すことではなく、ブルガリというブランドの良さを引き出すこと。 「フィレンツェの工房を見学させてもらったこともありますが、革に対する徹底的なこだわりを感じました。職人の方々が真摯に仕事に向き合っている姿を見たら、ここにあるブルガリの魂のようなものを壊してはいけないなと思ったんです」

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(2020/10/19)