桃園、新竹、苗栗でかんがい用水停止 雨不足で/台湾(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)経済部(経済省)水利署は14日、北部・桃園、新竹、苗栗の3県市の一部で、かんがい用水の供給を停止すると発表した。1万9000ヘクタ―ルの農地が影響を受ける。経済部は19日、供給停止の理由について、期待されていた大雨がもたらされなかったためだと説明した。台湾では今年、台風が1度も襲来しておらず、6月以降の降水量は1947年以降で2番目に少なくなっている。 水利署の頼建信署長によれば、桃園、新竹、苗栗地区の第2期作稲は、出穂期に順次入っていた。あと数十日で収穫期を迎えることから、突然の給水停止に疑問の声が上がっていた。 経済部によれば、10月までに80~150ミリの降水量があればかんがい用水の供給は可能だと見込んでいたものの、当てが外れた。第2期作には1.3億トンの水が必要だが、現在の桃園、新竹、苗栗地区の貯水量は1.2億トンにとどまっている。 19日午後6時現在、桃園、新竹、苗栗地区の主要ダムの貯水率は、石門(桃園市)約44.7%、宝山第2(新竹県)約59.2%、鯉魚潭(苗栗県)約57.8%などとなっている。 ダムの貯水率低下を受け、新北市林口区、桃園市、新竹県、新竹市、苗栗県、台中市、彰化県北部地域では14日から、夜間の減圧給水が実施されている。 (楊舒晴/編集:名切千絵)

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(2020/10/19)