住宅街が騒然 シカにクマ 相次いで出没のナゼ?(静岡県)(静岡放送(SBS))

【リンク先抜粋】
 週末の住宅街が一時騒然としました。10月17日、静岡市駿河区で野生のシカが出没しました。県内ではクマが人里に降りてくるケースも相次いでいて不安が広がっています。  17日夕方、静岡市駿河区の住宅街に姿を現したのはオスのシカ。体長約1.5m、体重は70kgほどで立派な角を生やしています。シカの目撃情報が最初に入ったのは17日朝6時ごろのこと。駿河区の国吉田などで「シカを見かけた」という情報が相次いだのです。そこで市の職員や猟友会が捜索を始めましたが。なかなか見つからず、結局、カメラの前に姿を現したのはそれから9時間後のことでした。さらにシカが捕獲されたのは、18日午前10時過ぎ。最初の目撃から、実に1日以上経っていました。 <静岡市中山間地振興課 望月健課長補佐>「若いシカなので縄張りを持っている強いオスから追い出されたのでは」  捕獲されたシカ、静岡市が下した判断は殺処分でした。一見かわいそうとも思えるこの判断、それだけでは片づけられない深刻な問題がありました。 <静岡市 望月課長補佐>「これは畑を守る電気柵。機械から電気を流す」  畑の周りに張り巡らされた電子柵。野生動物による食害を防ぐためです。 <静岡市 望月課長補佐>「(ここまでしないと鹿の被害は抑えられない?)抑えられない。深刻です」  現在、国内ではシカの数が増えて続けています。その数、30年間でなんと8倍。シカが増えたことで居場所をなくし、人里に迷い込んだ結果、食害に繋がるケースが後を絶ちません。 <静岡市 望月課長補佐>「誰も殺したくて殺していない。どこかで飼ってもらえるとか山に放して済むのであればよほど気分は楽」  狙われるのは、農作物だけではありません。家の中をあさるのは大きなツキノワグマ。これは2020年8月、さらに9月と静岡市の梅ヶ島地区の民家で相次いで撮影された映像です。さらに。奥に映る光は、住民の持った懐中電灯。そのすぐそばを横切ったのはクマです。両者があわやという距離まで近づいていました。 <日本ツキノワグマ研究所 米田一彦代表>「新世代クマという言われ方がしますけど、人間社会に適応した依存した形で里に張り付いているクマ」  この“新世代グマ”と呼ばれる、人間に慣れたクマが全国各地で人に襲い掛かることが続発しています。県内でも10月に入り、焼津市の満観峰ハイキングコースで親子とみられ

続きはこちら

(2020/10/19)