ゴミにしない!環境にやさしい循環型の食器(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 キーワードは「循環型」です。10月19日から静岡市で環境にやさしい食器を使ったお弁当の販売がスタートし、お弁当箱が別のものに生まれ変わり、役に立つという仕組みが出来上がりました。 <販売スタッフ>「きょうから発売のロコモコ丼、環境にやさいい容器に入っています」  19日午前、静岡市役所で販売が始まったこちらのお弁当。この容器として使われているのが、環境にやさしい循環型の食器「エディッシュ」です。原料はなんと小麦の皮などの自然素材。こちらの弁当店ではこれまでプラスチックの容器を使っていました。 <竹酔 三宅純平社長>「プラスチックのごみの問題を企業として削減したいと思い、洗ったり再利用していた。コロナの影響で回収を中止していて、何か取り組みできないかと思っていた」  「エディッシュ」は大手商社の丸紅が開発し、静岡市の工場で製造されています。 <「エディッシュ」企画開発 丸紅 簗瀬啓太さん>「完全なゴミにしない、無駄をつくらないものを作りたかった」  静岡市では国連の持続可能な開発目標=SDGsの実現を進めていて、企業と環境問題に取り組みました。 <女性客>「自分も環境問題(解決)に参加できることを嬉しく思うので、購入した」  この容器の一番の特徴は「循環型」というところです。 <坪内キャスター>「こちらの食器は使い終わったら、薄くつぶすことができます。そして、専用の回収ボックスに入れます」  使用済みの食器は粉砕され、里山の保全団体や地元の高校生らによって堆肥になるのです。 <里山保全団体アカリノワ 大村大輔代表>「(堆肥として良さは?)竹の粉、米ぬか、米ぬかの方がエネルギーが多くて堆肥にすると腐る。(食器の)繊維質を足すといい堆肥がつくりやすい」  混ぜ合わせた後は容器に詰めて発酵させます。 <大村大輔代表>「嗅いでみて」 <高校生>「わー!みそ!」 <大村大輔代表>「発酵するとこういう匂いになる。これを畑にいれます」  食器を使い終わった後は堆肥になり、元気な農作物が育ち、また消費者へと循環していきます。子どもたちが快適に暮らせる社会の実現へ新たな一歩を踏み出した形です。 <高校生>「当たり前に捨てられるものがまだまだあると思う。そういうものも全部、再利用して、みんなの生活に役立てたらいい世界、環境づくりできる」

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(2020/10/19)