近大・佐藤をスカウト大絶賛「そんな星のもとに…」(日刊スポーツ)

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<関西学生野球:近大9-7関大>◇第6節第1日◇18日◇ほっともっと神戸 阪神、巨人、オリックスなどが今秋ドラフト1位候補に挙げる近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)が、18日の関西学生野球秋季リーグ関大戦で、リーグ通算本塁打記録を更新する14号を放った。優勝を争う関大戦の延長11回タイブレークで、決勝弾となる3ラン。26日ドラフト会議の目玉であることを証明する強烈な1発だった。 【写真】タイブレークの11回表、本塁打を放つ佐藤    ◇   ◇   ◇ アマ球界屈指のスラッガーが勝負どころで本領を発揮した。優勝争う関大戦は両軍で46人が出場した総力戦。延長11回無死一、二塁で始まるタイブレークで、近大佐藤が打席に入った。「逃げる球。うまくひろえた。打った瞬間でしたね」。相手のサイド右腕の真ん中低めシンカーをすくい上げ、ほっともっと神戸の夜空へ高々とアーチをかけた。決勝弾となる右翼席への3ラン。近大佐藤はパーンと手をたたきながら、ダイヤモンドを1周した。 試合を決めるメモリアルアーチだ。OBで元巨人二岡が記録したリーグ通算記録を抜く通算14号。新型コロナウイルスの影響で春季リーグは中止。この秋も勝ち点制ではなく2試合ずつ10試合総当たりと厳しい条件の中での記録更新となった。「うれしいですね。勝ちたい、打ちたいの積み重ねで記録を更新した。この記録を更新したいと思ってやったことはない」と勝利を求めた末の快挙だった。 この日は阪神、ソフトバンク、巨人など7球団10人が視察。13日に1位を公表したオリックスの下山スカウトは「すばらしい。ああいうところでまわってきて、期待の中で記録をつくる。そんな星のもとに生まれてきたのだと再確認しました」と絶賛した。 田中秀昌監督(63)は「近大の環境が合った。すごく無名の学校から来てプロに行くというとこまできた。1年の時は扇風機みたいだったが辛抱してここまできた」と話す。仁川学院高(兵庫)では3年生から本塁打を量産したが、チームの実績もなく、なかなか進学先が決まらなかった。3代前の監督で長く同校を指揮した馬場弘行さんが、田中監督が上宮高校で監督をしているころからの付き合いだったことから電話した。3年生の6月に近大で練習を見てもらい、田中監督が「ワンスイングで決めた」とほれ込んだ。運命の出会いからドラフト1位候補になるまでに成

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(2020/10/18)