子供はいらない女性、欲しい夫から離婚を切り出された胸の内(女子SPA!)

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「恋愛期間は1年くらい。特に短いわけでもなかった。ただ、その間、徐々に気持ちが盛り上がっていって、この人がいなければ生きていけないというような気持ちになっていきました」  そう話してくれたのは、カナコさん(仮名・37歳)だ。  33歳のころ、一生できる趣味をと音楽教室に通い始めた。そこで知り合ったのが2歳年下の彼、リョウタさん(仮名)だった。 「ふたりともチェロを習っていたんです。チェロに触るのも初めてという初心者クラス5人だったので、何度か通ううちにみんな親しくなって帰りに居酒屋に行く関係に。20代から40代、社会人ばかりで楽しかった」  彼が最年少、次に若いのがカナコさんだった。自宅の方向も同じだったため、ふたりはさらに親近感を覚えるように。 「1年ほどたったころ、彼がつきあってほしい、と。私は特に彼を男として意識していなかったんですが、音楽教室に通うきっかけがそれまでつきあっていた人と別れたことだった。しばらく恋などしたくないと思っていたんです。  でも彼に告白されて、ふっと思い起こすと、彼に会うのを楽しみに通い続けていた側面もあるな、と。友だちとしてつきあってきたけど、男女としてつきあうのも悪くないかもしれない。そう思いました」  彼女は彼に、恋人にフラれたから音楽教室に来たこと、自分がまた恋愛モードになれるかどうか自信はないこと、でもリョウタさんは信頼していることなどを率直に伝えた。 「彼は正直に話してくれてありがとうと言いました。『カナコさんがときどき、ふっと寂しそうな顔をすることがあったので気になっていた』って。そんなふうに私を見ていたのかとちょっと感激しましたね」

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(2020/10/14)