平川動物公園 ホッキョクグマ・カナの死から一夜 園では献花台も(MBC南日本放送)

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鹿児島市の平川動物公園で1頭だけ飼育されていたメスのホッキョクグマ・カナが13日、天国に旅立ちました。一夜明けた14日、園には献花台が設置され、来園者がその死を惜しんでいました。 (記者レポート)「おとといまでカナがいた展示場です。カナが遊んでいた丸太が残されたままで、がらんとして静まり返っています」 あるじを失い、無人となった展示場。カナの死から一夜明けた14日朝、展示場近くには献花台が設置され、訪れた人が在りし日のカナの写真に見入っていました。 (来園者)「当たり前のように会えてたので、もう会えなくなるのがすごく残念です」 (遠足に来ていた小学生)「かっこよかった。かわいかった」 名前の由来となった「カナダ」で生まれ、1991年12月に来園したカナ。推定年齢は30歳で、ホッキョクグマとしては国内で2番目の高齢となっていましたが、13日の朝、死んでいるのが見つかりました。死因は老衰とみられています。 売店では白熊グッズも販売され、園内を白熊のデザインのバスが走るなど、地元名物の氷菓・しろくまがある鹿児島では人気者となっているホッキョクグマ。平川動物公園ではこれまで5頭が飼育されてきましたが、48年前に開園して以来初めていなくなってしまいました。 20年以上にわたってカナを見守ってきた飼育員は・・・ (平川動物公園飼育展示課 桜井普子課長)「本当にいなくなったんだなと思って、寂しい。長生きしてくれて、本当にありがたい」 絶滅のおそれがあり、ワシントン条約により国際取引が規制されているホッキョクグマは現在、国内では20の動物園に36頭しかいません。人工的な繁殖も極めて難しいことから、園は今後、国内外から新たなホッキョクグマを迎えられる可能性は極めて低いとしています。 主を失い空になった展示場。今後の利用方法は未定だということですが、絶滅が危惧される野生動物の保護など多くのことを私たちに問いかけます。

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(2020/10/14)