国分町見続けたスナック経営者 コロナ禍の現状語る 対策施すも「『国分町だけは行くな』と・・・」(KHB東日本放送)
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宮城県内で過去最大規模のクラスターが発生した仙台・国分町では、依然として客足は回復していません。
国分町で48年間スナックを経営している県社交飲食業生活衛生同業組合の副理事長大友愛子さんです。
6月に緊急事態宣言が解除されてからの国分町は、徐々に人出が戻っている仙台駅周辺と異なり、かなり厳しい状況だと話します。
大友愛子さん「月火水木なんてほとんど0です。たまにくるお客さんは会社で『国分町だけは行くな』って言われるんだとかね。それがみんな多いらしいです」。
大友さんの店では4月から、感染対策としてカウンター前に透明のシートを設置したり、こまめにアルコール消毒を行うなど対策を徹底していますが、例年の1割にも満たない客足が続いています。
大友さん「お客さんの気持ちを考えたら致し方ないなと思う。怖くて行けないからごめんねって(常連客は)電話くれるのね、でも『いいよいいよそれは当たり前だから』って。だからみんな同じ気持ちだと思います。国分町に行ったら怖いってイメージなんですよね」。
国分町のホストクラブでは、13日までに関係者50人の感染が確認されるなど県内最大規模となるクラスターが発生。
店名を公表することで感染者が出ていない店への影響を抑えるという効果に、大友さんは理解を示しつつも複雑な思いがあるといいます。
大友さん「もし私の店(で感染者が出て店名)が公表されたら夜逃げするしかないし、もう絶対お店はやれないと思うからそういうことを考えたらどうなのかな。息の根を止められちゃうんじゃないのかな。私はそこは何とも言えない」。
仙台市は店名など施設公表について、訪れた人の連絡先が分からないなど感染拡大につながりかねない場合は公表する方針です。
一方、訪れた人の連絡先が分かっている場合は市としては積極的に公表せず、店側の自主的な判断に任せています。