丸森から山元 10キロ離れた隣町へ…河川氾濫に備え広域避難訓練 避難先は工場 年内に協定締結も(KHB東日本放送)
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大規模な河川の氾濫に備え、丸森町で町外に避難する広域避難の訓練が行われました。
丸森町北部にある舘矢間地区で行われた訓練。受付に集まって来たのは高齢者など避難するのに支援が必要な住民です。
この訓練は地区内に高台が無いことを懸念した住民の発案で行われたもので、台風や大雨などで阿武隈川が増水したことを想定しています。
訓練では自主防災組織が会議を行い高齢者や避難に支援が必要な人の人数を確認、自家用車で避難できる人に誰を同乗させるのか振り分けました。
車に乗り合って向かったのは10キロ余り離れた山元町の工場です。
参加した住民「死にたくないから乗せてもらいここまで来た方が良いです、ここまで来るので安心する」。
高齢化率は41.6%と七ヶ宿町に次いで県内で2番目に高い丸森町。訓練を実施した舘矢間地区には、避難するときに支援が必要な人が200人いるとみられています。
南木沼行政区・武田正成区長「ハザードマップ通りいくとそこ(従来の避難所)も3から5メートル浸水の範囲に入っている。段取りも良く上手くいったかなと。これが本番でどうなるかは今後の訓練次第だと思っています」。
丸森町は年内にも避難先となる山元町の企業と協定を結び、町民の指定避難場所として利用できるようにするということです。
広域避難を巡っては、移動中に事故が起きた場合誰が責任を取るのか、また感染症対策が取りにくいといった課題が挙げられていて今後、検討していく必要があるということです。