【続報】県道の土砂崩れ 迂回に60km以上で住民の困惑(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 浜松市天竜区で10月13日、山の斜面が大規模な崩落を起こし県道を完全にふさいでいます。この地域では向かい側の国道も斜面の崩落で通行止めになっています。相次ぐ土砂崩れの背景にあるのは地形的な問題とこの夏の異常気象でした。 <鈴木吉彦記者>「土砂崩れ現場の近くまで来ました。天竜川をはさんで対岸に見えるのが、その現場です」  13日正午ごろ、浜松市天竜区龍山町の県道大輪天竜線脇の山の斜面が幅約30m、高さ約50mにわたって崩れました。この土砂崩れで人や車が巻き込まれることはありませんでしたが、浜松市は現場付近5.7kmほどの区間を13日正午から通行止めにしました。大規模な土砂崩れが起きた現場は天竜川沿いの県道ですが、川の向かい側にある国道も2020年7月から通行止めが続いています。このため、天竜川沿いを行き来することはできず、通行止め区間を避けるには三遠南信自動車道などを経由して約60km以上も迂回しなければならないのです。通行止め地域の北側で商売をする人たちは困惑しています。 <植山食堂 植山勉さん>「週1で仕込みに行く。倍以上かかるかもしれない」  地元の主婦が運営するお店も観光客がいなくなることを心配しています。 <ドラゴンママ 玉本君枝代表>「国道が止まっている影響で車が少ない。(今回の通行止めで)完全に車がない」  気になるのは浜松市の山間部で土砂崩れが相次いでいることです。一体、何が起きているのか。専門家はこの地域の特殊性を指摘します。 <静岡大学 土屋智名誉教授>「一般的なところと比べて非常に急勾配。さらに、風化等が進んで岩盤が強くない。出てきた地盤を見ると、いろいろ亀裂が入ったり白くなっているところがある」  そこに加わった要素がこの夏の大雨です。天竜では7月に平年の3.5倍の雨を記録。ここに先日の台風の雨も重なって土砂崩れが起きたと見られているのです。県道を破壊した大規模な斜面の崩落。浜松市は復旧についてまったく目途が立っていないと話しています。

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(2020/10/14)