中国、豪州産石炭輸入停止を指示か 圧力さらに強化の可能性(産経新聞)

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 オーストラリアのメディアは14日までに、中国政府が自国の国営企業に対し、豪州産石炭の輸入を停止するよう指示したと報じた。豪州が新型コロナウイルス発生をめぐって第三者による調査を要求したことをきっかけに豪中関係は悪化。中国は豪州産牛肉の輸入停止などの対抗措置を取っており、圧力をさらに強化している可能性がある。  豪州メディアによると、中国当局が今月に入って国営の鉄鋼会社や電力会社などに豪州産石炭を輸入しないよう口頭で通告したという。港湾側にも受け入れ停止を通告したとの情報もある。  昨年の豪州産石炭の輸出額は約550億豪ドル(約4兆1千億円)で、中国が最大の輸出先。中国が輸入を停止した場合、国内への影響も大きい。豪州のバーミンガム貿易・観光・投資相は13日、「詳細を確認するため中国と連絡を取っている」と述べた。  中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は同日の記者会見で、報道の真偽は明言を避けつつ、「中国と互いに歩み寄り、相互尊重と平等・相互利益の原則を適切に堅持することを望む」と発言し、豪州側に注文を付けた。  中国は豪州との関係悪化を受け、豪州産牛肉や大麦に対して輸入の一部停止や高関税を課したほか、ワインに対して反ダンピング(不当廉売)の調査に着手している。豪州にとって最大の貿易相手国であることを武器に事実上の報復措置を打ち出している。(森浩、北京 三塚聖平)

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(2020/10/14)