死刑でも自分を崩さない『異邦人』 国境なき医師団日本会長・久留宮隆氏の愛読書(NIKKEI STYLE)

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人を突き動かすものに、興味があった。            □   □   □ なぜ人はその人生を選択するのか。小学生になり、両親が記念日ごとに買い与えてくれる伝記を通じて考えるようになりました。ヘレン・ケラー、野口英世など、人それぞれの転機がある。中でもシュバイツァー博士の伝記は心に残っています。音楽家、学者としての地位を捨ててアフリカでの医療に従事し人々に愛を届けたという行為だけではなく、彼にその道を選ばせた心の動きに納得したのです。 例えば、体の大きいガキ大将とケンカし相手を押し倒した瞬間、「俺だっておまえみたいに週に2度も肉入りのスープを食べていれば負けるもんか」と言われてショックを受けるエピソード。牧師の子どもとして恵まれている自分の境遇と、そうでない相手の境遇との違いに思いをはせることができる。その感性が彼の人生の原動力になっているという物語は、子供心にもふに落ちました。

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(2020/10/14)