新型レヴォーグの“日本市場重視戦略”は成功するのか?(GQ JAPAN)

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新型のボディサイズは4755×1795×1500mmとなる見通し。全長と全幅が少しずつ拡大したが、全幅は1800mmの壁を越えず、日本での使い勝手に留意した。いっぽうでホイールベースは20mm延長されて2670mmとなった。これにより前後のシート間隔が25mm拡大されているので、後席の足下は確実に広くなっているだろう。 もうひとつのワゴン専用設計の魅力はどうか? 新型レヴォーグは、2016年デビューの「インプレッサ」で世に出たスバル・グローバル・プラットフォームをベースに開発されている。この新しいプラットフォームでは主にフロア部分の構造に工夫を加えて十分なボディ剛性を手に入れたが、新型レヴォーグではこれにくわえてワゴンボディのための剛性強化策を採り入れている。 具体的には、ワゴンで弱点とされるラゲッジルーム周辺に、まるでボディを輪切りにするような環状構造の補強材を追加し剛性を改善したのだ。これをスバルは「フルインナーフレーム構造」と呼んでいる。 ボディ剛性の強化というと、まずは走りの質を向上させるためと考えられがちであるが、新型レヴォーグの場合はくわえて快適性の向上も目指している。というのも、剛性が上がるとボディの振動なども抑えられ、結果として静粛性が改善されるから。実際、新型レヴォーグの「会話のしやすさ」、つまり人間の発した声がどれだけ明瞭に伝わるかという評価では、前席で旧型に対して22%、後席では30%も改善され、多くの欧州車さえ凌ぐとスバルは主張している。 実際に試乗してみると、新型はリアの接地性が改善されていたほか、これまで以上にステアリング操作に対する反応が素早くなり、ストレスなくコーナリングを楽しめることが確認できた。これにはボディ剛性の向上にくわえて、2ピニオン式と呼ばれる新しいパワーステアリング・システムの搭載、減衰力可変式新型ダンパーの採用などが効を奏しているとのこと。結果としてレヴォーグはツーリング・ワゴンとしての価値にさらに磨きを掛けたといえるだろう。 さらに新型は新設計の1.8リッター水平対向4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。1.6リッターだった従来モデルに比べてトルクで50Nm、パワーで7ps増強することにより300Nmと177psを獲得し、ラゲッジルームに荷物を満載した状態でも余裕ある走りを目指した。 実際に試乗したところ

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(2020/10/13)