EVスポーツカーに相応しい音を…アウディ『e-tron GT』にデジタル走行サウンド(レスポンス)

【リンク先抜粋】
アウディは10月8日、現在開発を進めている新型EVスポーツカーの『e-tron GT』(Audi e-tron GT)に、デジタル走行サウンドシステム、「e-sound」を搭載すると発表した。 [写真:アウディ e-tron GT のプロトタイプ] アウディのすべての車は、モデルごとに、ブランドにふさわしい、バランスの取れたサウンドを車外に向けて発生する。EVスポーツカーのe-tron GTでは、アウディのエンジニアのルドルフ・ハルブマイヤーとステファン・ジゼルの両氏が中心となり、デジタル走行サウンドのe-soundを開発している。 ◆バイオリンやギターなどあらゆる楽器をテスト アウディのサウンドデザイナーのルドルフ・ハルブマイヤー氏によると、車の音は音楽と多くの共通点があるという。彼は、余暇に曲を書き、プライベートレコーディングスタジオで、すべての楽器を自ら演奏するという熱心なミュージシャンでもある。 ルドルフ・ハルブマイヤー氏は、e tron GTのサウンドの基礎を見出すために、バイオリンからエレキギター、オーストラリアの管楽器のディジュリドゥまで、あらゆる種類の楽器を試した。しかし、それらのどれも、e tron GTのサウンドには相応しくなかったという。 そこで彼は、庭に横たわっているプラスチック製パイプに目を付けた。このプラスチック製パイプは、長さ3m、太さ80mm。彼はパイプの片側に扇風機を取り付け、パイプの反対側で音を聞いた。この時、聞いた深いうなり音が、e tron GTのサウンドの基礎になっているという。 その後、アウディサウンドラボとオフィスのコンピュータを使用して、エンジニアリング作業が行われた。アウディのサウンドデザイナーのチームは、作曲に使うソフトウェアにヒントを得て、プログラムを独自に開発した。このプログラムを使って、周波数を解析し、32音の微妙にバランスの取れたサンプルを作り出した。これらには、シンセサイザーサウンドなどが含まれているという。 ◆ドライブシステムの働きをリアルに伝える音が目標 サウンドの開発作業の大部分は、実車のプロトタイプの車内で行われた。車両の動き、風やタイヤのノイズ、他の車両の音など、実際の走行環境の中で、開発を進める必要があるためだ。 e tron GTのデジタル走行サウンドの開発では、電気モー

続きはこちら

(2020/10/13)