3冠にGI最多勝…秋競馬、史上初の偉業へ3頭が挑む(産経新聞)

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 指定席券の購入者限定で観客を入れての開催が再開された中央競馬で、今秋、史上初となる記録が3週連続で達成されるかもしれない。注目のレースは18日に行われる秋華賞(京都競馬場、芝2000メートル)と25日の菊花賞(京都競馬場、芝3000メートル)、11月1日の天皇賞・秋(東京競馬場、芝2000メートル)。春競馬の主役だった3頭の馬が、これらのGIレースでそれぞれ快挙に挑む。 ■無敗の牝馬3冠  この春、1957年のミスオンワード以来63年ぶりにデビューから無敗のまま牝馬2冠を成し遂げたデアリングタクト(3歳牝馬)は、秋華賞で史上初の無敗の牝馬3冠を狙う。  3歳牝馬限定の桜花賞、オークス(優駿牝馬)、秋華賞(95年まではエリザベス女王杯)のGI3レースを制する牝馬3冠。2012年のジェンティルドンナなど過去5頭が達成しているが、いずれもその過程で一度は敗れている。  鋭い末脚を武器に無敗の二冠馬となったデアリングタクトだが、残る1冠に向けて懸念材料となるのがコースだ。オークスでは厳しいマークに遭い、直線入り口で前が塞がる場面もあった。秋華賞の舞台となる京都競馬場の内回りコースはしばしば4コーナーが込み合う上、直線がオークスより200メートルほど短い約330メートルしかない。  オークス制覇後、「秋はもっと強いデアリングタクトをお見せできるように頑張りたい」と話した杉山晴紀調教師。その後は放牧に出し、この秋はレースに出さずに調教を積んできた。5カ月ぶりのぶっつけ本番で偉業達成に挑む。 ■父子2代の無敗3冠  デアリングタクトと同じく、春に無敗のままGIの皐月賞と日本ダービー(東京優駿)の2冠を制したのがコントレイル(3歳牡馬)だ。こちらは秋初戦として9月27日、菊花賞トライアルの神戸新聞杯(GII)に出走した。このレースを快勝し、手綱を握る福永祐一騎手は「余力を持って勝てて何より」。矢作芳人調教師も「前哨戦としては満点。精神的にどっしりして、春以上の手応えがある」と自信を深めた。  皐月賞、ダービー、菊花賞を制した三冠馬は過去に7頭。だが無敗での達成となると、「皇帝」と呼ばれた84年のシンボリルドルフと、2005年のディープインパクトだけだ。ディープインパクト産駒であるコントレイルがこれに続けば、父子2代での無敗の3冠はもちろん初めてだ。  皐月賞、ダ

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(2020/10/13)