実現したサッカー国際親善試合 コロナ対策万全 オランダも“助け船”(産経新聞)

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 9日、約10カ月ぶりに開催実現に至ったサッカー日本代表戦。日本と緊密な外交関係を持ち、日本協会ともつながりの深いオランダがその舞台として選ばれた。選手たちは新型コロナウイルス対策を万全に期した上で試合に臨んだ。  高いハードルを越え、試合実現にこぎつけた。コロナ禍で開催地選びが難航する中、“助け舟”を出してくれたのがオランダだった。「(試合を)やらせてくれると。(私たちとの)関係もあった」と日本協会の田嶋会長は明かす。  ユトレヒトでは、日本代表が2009年9月、ガーナと対戦した歴史がある。日蘭関係が良好であるのに加え、反町技術委員長によれば、大使館やオランダサッカー協会の尽力もあった。日本から向かう森保監督らスタッフがオランダ入国後の隔離が不要なことも大きかった。  欧州サッカー連盟(UEFA)のコロナ対策基準に従い、日本協会は無観客の試合会場で、選手らと運営者、報道が立ち入る場所の「区分け」も徹底した。  食事会場にも気を配った。従来であれば、円卓に約10人が座り和気あいあいと過ごす。ただ、今回は飛(ひ)沫(まつ)感染を避けるため、300平方メートルほどの場所で選手が距離を保ち、1方向を向いて食事を取る形とした。  「まるで学校の給食のような感じ」と協会関係者。食事はビュッフェ形式だが取り分ける際はマスクを着用。トングは共用だが、各選手には事前に配布した携帯用消毒液を使用させた。  コミュニケーションの場にもなっていたリフレッシュルームも廃止。コーヒーを飲みながらサッカー談義をする風景もなくなった。選手は練習、食事、報道対応以外は部屋で待機。ホテルから練習場まで約600メートルもバスではなく、極力、徒歩での移動にし“密”を避けた。  「気を使って生活し、感染防止に意識を向けないといけないのは(コロナ禍で)ずっとやってきたこと」と柴崎(レガネス)。主将の吉田(サンプドリア)は「今回の試合はいろんな意味で注目される機会。いい形で成功を収め、少しずつスポーツが本来の姿を取り戻せるようにしていけたらいい」と話した。(五十嵐一) 

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(2020/10/13)