肥薩おれんじ鉄道 11月全線復旧 JR貨物も再開へ 物流回復(MBC南日本放送)

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今年7月の記録的大雨で被災し、通行できなくなっていた肥薩おれんじ鉄道が来月、全線再開です。この線路を使っているJR貨物列車も4か月ぶりに再開し、書籍や農産品などの物流も回復します。 熊本県の八代駅と鹿児島県の川内駅を結ぶ肥薩おれんじ鉄道では、今年7月の記録的豪雨で、線路に土砂が流入する被害がでました。このため、熊本県の八代駅と佐敷駅の間で、運転見合わせが続いていて、この線路を使用しているJRの貨物列車も通行できない状態が続いていました。 貨物列車は、全国各地からの書籍などの荷物を鹿児島に運ぶと同時に、鹿児島の農産物や焼酎などを全国に送り出す大動脈ですが、今回の大雨による運転見合わせで、JRは貨物列車の代わりに、熊本駅と鹿児島駅の間でトラックを走らせ、5トンコンテナを1日170個、代行輸送していました。 来月1日から八代と佐敷の間が通行できるようになることで、九州全体の物流が正常に戻るとみられます。 JA県経済連では、1月から5月まで春バレイショの県外出荷を貨物列車に頼っていますが、運転再開が決まり、「トラックの手配も難しく、出荷の遅れを心配していたが、再開が決まって安心している」としています。 今年7月から雑誌や書籍の入荷が、1日から2日遅れていたという鹿児島市内の書店では、「人気漫画の発売予定日には客からの問い合わせ相次ぎ、スタッフも対応に追われていたが、入荷日がはっきりすることで勤務体制が調整しやすくなる」としています。 なお、同じく肥薩おれんじ鉄道の線路を通行するJR九州の新しい観光列車「36ぷらす3」は、八代・佐敷間の不通で当面、鹿児島中央と博多間のコースは運転を見合わせると発表しています。来月からの運転再開で、「36ぷらす3」も通行できることになりますが、詳しいスケジュールは決まっていないということです。

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(2020/10/12)