妹がいまだ行方不明…「絶対探してあげる」宮城・丸森町の土砂崩れ現場で祈り 鎮魂碑には名前刻まず(KHB東日本放送)
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3人が死亡、1人が行方不明となっている宮城県丸森町の廻倉地区では、妹の手掛かりを探し続ける姉の姿がありました。
上野比呂企アナウンサー
「斜面の上から下の方に向かって、1年前と変わらず被害の大きさを物語る爪痕が色濃く残っています。私の身長よりも大きな岩が至る所に散乱しています」
去年10月の台風19号で住宅が土砂に流された廻倉地区。3人が亡くなったほか、今も小野正子さん(当時63歳)の行方が分かっていません。
この場所に設置された鎮魂の石碑。小野さんの姉で丸森町に住む天野民子さんの依頼で10月4日に建てられました。
追悼式に参列した後、この場所を訪れた天野さんは花を手向け、犠牲者に祈りを捧げました。
小野さんの姉・天野民子さん
「この1年は本当にこの件にだけ関わって生活してきたようなんですけど、(妹が)見つからないというのがどこか引っかかって、やっぱり引きずって毎日を生活しているような感じ」
天野さんは毎週のようにこの場所に足を運び、妹を探し続けています。11日は雨の中、妹の眼鏡が見つかった場所の近くを重点的に捜索しました。
小野さんの姉・天野民子さん
「骨のひとかけらでも見つかれば、もうそれだけで十分なので」
鎮魂の石碑に刻まれているのは、亡くなった3人の名前。妹の分は空けてあります。
小野さんの姉・天野民子さん
「これからもずっと探し続けるから待っててね。いつか絶対探してあげるよと声を掛けました」