「もっと早く避難していれば…」宮城・丸森町の土砂崩れで母死亡 今も残る後悔の念(KHB東日本放送)
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宮城県丸森町の自宅で、土砂崩れに遭い、母親を亡くした男性。今も胸にあるのは「もっと早く避難すれば良かった」という後悔です。
柴田町に住む八巻辰雄さん(59)です。当時、丸森町の耕野地区にあった自宅の裏山が崩れ、母親のちゑさん(当時83歳)を亡くしました。
八巻辰雄さん
「花大好きで、しおれてきた花でもなんとか手入れして育てるようなおふくろで、子どもたちや孫たちが一緒に枯れないプリザーブドフラワー用意してくれて、これ見て、喜んでいるんだろうなと思っていますね」
母親を見つけたのは台風から3日後のこと。自宅に流れ込んだ土砂の中から見つかりました。
八巻辰雄さん
「今思えば、逃げていればおふくろも(土砂に)巻き込まれずに済んだのかなと思いますけど…」
八巻さんは12日、丸森町の追悼式に参列しました。丸森町を訪れたのは今年のお盆以来です。
八巻辰雄さん
「本当に悔いが残るばっかりだね。おふくろだけ足悪いので、逃げていたら、あんなことにはならなかったなと本当に思いますね」
古里の耕野地区を離れて暮らす八巻さんは、亡き母に生活が落ち着いたことを伝えたと言います。
八巻辰雄さん
「1年ということで、おふくろもあんまり悲しまないで、家族協力して頑張っていけよっていうようなことを言っているような感じがしたので、頑張っていくからなということで区切りとして献花させていただきました」