中国当局に拘束の台湾人、番組で「過ち」認める 大陸委「悪意ある政治操作」(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)昨年香港を訪問した後、中国当局に拘束された李孟居さんが11日、中国国営中央テレビ(CCTV)の番組に出演し、「過去に悪事を多く働いた。祖国や国家を傷つけることもあったかもしれない」などと述べた。これについて対中政策を担当する台湾の大陸委員会は同日夜、中国による悪意ある政治的な情報操作だと反発した。 李さんは昨年8月、単身で香港に渡った後、連絡が取れなくなった。9月になってから、中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)が国家の安全に危害をもたらす犯罪活動に従事した疑いで審査にかけていると発表。10月には逮捕が認められた。 CCTVの番組では「台湾スパイを複数拘束した」と報道。李さんについては昨年、香港デモへの支持を示すチラシをビクトリア公園で配布したことや、台湾の国連加入を目指す団体のメンバーだと伝えたほか、李さんが深センに集まる武装警察を盗撮し「国家の安全を脅かした」とした。 大陸委はこれについて、台湾人がスパイ活動を行っているという事実を捏造(ねつぞう)して陥れるものだと指摘。中国が故意に両岸(台湾と中国)関係を破壊し、台湾の民主主義や法治社会の正常な営みを妨げているとし、その動機は疑わしく軽蔑に値すると批判した。 頼清徳(らいせいとく)副総統は12日、イベント出席後に取材に応じ、両岸の意見の不一致を解決するため、中国は対話に応じるべきだと呼び掛けた。また、李さんや李さんの家族に対し必要な支援を政府として行っていくとの姿勢も示した。 (張淑伶、賴言曦、游凱翔/編集:楊千慧)

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(2020/10/12)