「失恋したようだった…」ヴェンゲル、アーセナル退任時の想いを激白「クラブとの関係を断ち切ろうと思った」(SOCCER DIGEST Web)

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 約22年にわたって辣腕を振るったクラブへの想いは、いまだ色褪せていないようだ。  現地時間10月11日に英紙『The Guardian』の企画で、著名人からの質問に答えたのは、フランス人監督のアーセン・ヴェンゲルだ。かつて名古屋グランパスも率いていた名伯楽は、自身が最も長く指揮を執ったアーセナルへの想いを打ち明けたのだ。 【動画】「無敵」と言われたヴェンゲル時代のアーセナルでアンリが決めたゴラッソはこちら!  ノースロンドンで残した功績は凄まじい。1996年10月からの約22年で、プレミアリーグ3回、FAカップ7回ものタイトルを獲得。個人としても年間最優秀監督賞を3度も手にした。  2018年に惜しまれながら退任した思い出深きアーセナル時代について、イギリス人女優のサフロン・バロウズから問われた70歳のフランス人監督は、「辞めた時は、ラブストーリーの終わりのような気持ちだった」と振り返った。 「愛する人たちと話せなくなり、練習場やスタジアムに行けなくなる。ただ、何もせずにいなくちゃいけないんだ。22年も過ごしてきた日常が、ある日突然、ストップする。もちろん乗り越えるのは簡単なことではなかった。  クラブも私と別れることを望んでいた。だからこそ、あの時の私はアーセナルとの関係を完全に立ち切ろうと思い、試合を見るためだけに、スタジアムにも戻らないと決めた。ただ、一つだけ言えることは、昔と変わらない情熱でアーセナルを応援しているということだ」  今も変わらないアーセナル愛を強調したヴェンゲル。そんな彼が世に輩出した名手を挙げれば、枚挙に暇がない。そのなかでも、元フランス代表FWのティエリ・アンリは、クラブの歴代最多ゴール記録(228得点)を叩き出すなどプレミアリーグ史に残る名手へと成長した一人だ。  現在はアメリカのMLSに属しているモントリオール・インパクトで指揮官を務めているアンリについて、「アーセナルのボスになるチャンスを与えられるか?」と、熱心なガナーズサポーターとしても知られるハリウッドの巨匠スパイク・リーから問われたヴェンゲルは、こう持論を述べている。 「私はそうなることを願っている。何よりも彼が自分自身の監督人生で成功することをね。そうすれば、おのずとアーセナルを指揮するチャンスも巡ってくるだろう。ただ、私は彼が戻ってくる前にアーセナルに

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(2020/10/12)