カンボジアでワクチン「優先」表明 中国・王毅外相がASEAN諸国訪問(産経新聞)

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 【北京=三塚聖平】中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相は11日、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国への訪問を始めた。最初の訪問国であるカンボジアでは、新型コロナウイルスのワクチンを優先的に提供する意向を示した。トランプ米政権との対立が深刻化している中で、ASEAN各国の自陣営への取り込みを進める考えとみられる。  中国外務省によると、王氏は15日までの予定でカンボジア、マレーシア、ラオス、タイを公式訪問し、経由地としてシンガポールも訪れる。中国外交担当トップの楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(よう・けつち)共産党政治局員も8~12日に、スリランカ、アラブ首長国連邦(UAE)、アルジェリア、セルビアを訪問するなど外交攻勢を強めている。  王氏は11日、カンボジアのホー・ナムホン副首相とプノンペンで会談した。中国外務省の発表によると、王氏は「中国は、カンボジアの感染症との戦いを引き続き支持し、ワクチンを優先的に提供し、質の高い農産物をより多く購入する」との方針を示した。ホー・ナムホン氏は「中国による支援物資の提供と、医療専門家チームの派遣に感謝する」と述べ、中国のワクチン協力に期待をみせた。  米中両国は、ASEAN各国を自陣営へ取り込もうと激しい綱引きを繰り広げている。11月にはASEAN関連首脳会議が開催される予定で、中国は王氏の歴訪を通じ、親中姿勢を示しているカンボジアやラオスなどとの連携を強める考えとみられる。

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(2020/10/12)