下町の伝統とマッチしながら愛されるクラブに…“リアル南葛SC”が推し進める地域密着(SOCCER DIGEST Web)

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 今年2月。南葛SCはJリーグから「百年構想クラブ」として承認された。これでクラブ内外にJリーグ入りを目指す本気度を示したことになる。  ピッチでは、カテゴリーをひとつずつ上げていくことが目標になる一方、ピッチ外ではJリーグ理念でもある「地域密着」をこれまで以上に進める必要がある。  地道で時間を要する「地域密着」を、クラブはどのように進めているのか。実際に現場で動く2人のキーマンに話をうかがった。 ――◆――◆――  現在、南葛SCのクラブ事務所は葛飾区役所からほど近くの立石にある。最寄り駅の京成立石駅前の商店街を歩くと、南葛SCのフラッグやポスターが駅の壁面や外灯の柱、店舗の軒先に掲出されている。存在感はかなりのものだ。この風景を見るだけで、南葛SCが葛飾区の中で市民権を得つつあるのが理解できる。 「地域のイベントへも参加します。声をかけるのは自分たちからと先方からと、両方のケースがあります」  資料を出しながらそう話してくれるのは南葛SCのGM補佐、田山義高氏だ。岩本義弘GMのサポート役として、南葛SCのピッチ内外のあらゆる現場に顔を出し、クラブの現状を把握することに努めている。  見せていただいた資料には、高校、小学校、幼稚園との交流や商業施設で行なわれたサッカー教室イベント、コミュニティでの夏祭りなど、多岐にわたる活動の様子が選手たちの笑顔の写真付きでまとめられていた。 「地域のイベントは人脈を通じて話をいただくことも少なくありません。一方、小学校や幼稚園へは、区の教育委員会から校長会を通じて南葛SCがサッカー教室を行う旨を周知してもらっています。その後、興味を持っていただいたら直接連絡をいただいて日程を調整していきます。学校では授業の一環として行ってもらうので、サッカーの授業が行なわれる冬の季節にオファーが集中します」  今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響もありイベント機会は激減したが、昨年で言えば月に1度ほどの頻度で行なった。とはいえ社会人チームなので選手全員が参加できるわけではない。仕事の都合と照らし合わせ、予定が合う選手のみでの実施になる。調整は難しいが、それでも行なうのは「地域密着」を推進するために他ならない。 「小学校などでの活動を行なったことで、すぐに大きな反響が出るわけではありません。でも交流した子どもたちが大人にな

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(2020/10/12)