バレット最高裁判事の指名承認公聴会始まる(産経新聞)

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 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領から連邦最高裁判事に指名されたエイミー・バレット連邦控訴裁(高裁)判事の人事を承認するかどうかを審議する上院司法委員会の公聴会が12日に始まる。上院は与党の共和党が多数を占め、バレット氏の人事は委員会での審議を経て今月中に上院本会議で過半数の賛成を得て承認される公算が大きい。  バレット氏は12日、冒頭陳述を行い、「判事は法律を記載されている通りに適用すべきであり、判事の恣意(しい)で適用すべきでない」との立場を強調する。  事前に公表された冒頭陳述書によると、バレット氏は「裁判所には、自由な社会にとり死活的に重要な『法の支配』を執行するという大切な責任がある」とした上で、「人々は裁判所に対し、政策決定や政治的判断を求めてはならない」と指摘するなど、司法府が政治から独立していることの重要性を訴える。  上院司法委での公聴会は15日までの4日間の日程で行われ、13、14日に委員会メンバーの上院議員からの質問が予定されている。  大統領選の民主党副大統領候補、ハリス上院議員も同委のメンバーで、保守派のバレット氏がオバマ前政権で成立した医療保険制度改革法(オバマケア)の存廃問題などの懸案についてどのように考えているかを問いただすとみられる。  グラム司法委員長や議会共和党指導部によると、司法委はバレット氏の人事を推薦する通知を22日に上院本会議に送る見通し。本会議での採決は、早ければ26日にも行われる。グラム氏は11日、FOXニュースの番組に出演し、「承認手続きは大統領選の前に完了する」と強調した。  バレット氏が承認されれば、最高裁判事(定数9人)の構成はロバーツ長官を含め保守派が6人、リベラル派が3人となる。

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(2020/10/12)