NRIのAIソリューション「TRAINA」、日本語解析精度を向上 Amazon SageMakerなどとの連携機能も(Impress Watch)

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 株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は12日、コンタクトセンターをはじめとする企業のリモート応対・接客業務を高度化・効率化するAIソリューション「TRAINA/トレ イナ」(以下、TRAINA)において、機械学習(ML)機能を強化し、日本語解析精度を向上させたと発表した。さらに、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスとの連携にも対応している。  「TRAINA」は、NRIが日本語テキスト解析ソリューション「TRUE TELLERシリーズ」で培ってきた日本語NLP(自然言語処理)の技術と、機械学習などのAI技術を集約した製品群。  今回は、基礎技術となる日本語解析処理と機械学習アルゴリズムを刷新し、精度を大幅に向上させた。単語の一致のみで意味を捉えようとする従来の方式では、テキストの仕分けや判別を自動化しても、十分な精度が出せない課題があったという。これに対して新方式では、文脈によるニュアンスの違いや文全体を通した意味をとらえられるようになり、より高精度な日本語の解析が可能になった。  なおNRIが行った精度比較検証では、テキスト分類処理の正解率が従来の82.9%から95.4%へと向上したとのことで、新技術の適用により、人が文章を読み、意味を理解しながら行っていたテキストの仕分けや判別作業を、高精度に自動化できるとアピールしている。  また一般的に、機械学習を企業内の業務に適用するには、大量の教師データを用意する必要があり、これが長らく、企業におけるAI活用の課題となってきたが、今回の新方式では、大規模な日本語用例データを使った事前学習モデルをベースに、ファインチューニングと呼ばれる個別業務に特化した補正を行うことで、少量の教師データでも良好な結果を得られる特徴を持つという。  今回はさらに、日本語解析処理の高速化を図るため、AWSが提供する機械学習の実行基盤「Amazon SageMaker」に対応。導入企業は専用の環境を用意することなく、TRAINAのクラウドサービスにデータをアップロードするだけで、AWSが提供する高性能なGPU基盤を使った機械学習処理ができるようになった。その結果、一般的なオフィス用PCやサーバー環境では数日かかる機械学習処理を数分で完了可能になったとした。  一方では、AWSのクラウド型コンタクトセ

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(2020/10/12)