アニメ制作業界の成長に急ブレーキ 昨年の伸び率は2011年以降で最低、20年は10年ぶりに市場規模縮小の可能性(帝国データバンク)

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◇『鬼滅の刃』が社会現象化、『五等分の花嫁』『かぐや様は告らせたい』など話題作も相次ぐ  2019年のアニメも、通年を通して引き続き話題作やヒットに恵まれた。テレビアニメでは、大正時代を舞台に主人公・炭治郎と妹・禰豆子の物語を描いた『鬼滅の刃』は、アニメファンのみならず幅広い層・世代で爆発的かつ長期的な人気を獲得した大ヒットとなった。また、『五等分の花嫁』『かぐや様は告らせたい』など人気作の放映も相次いだほか、『八十亀ちゃんかんさつにっき』などショートアニメ分野での話題作もあった。  国内アニメ映画もヒット作が生まれた。社会現象となった『君の名は。』(2016年)を手がけた新海誠監督の最新作『天気の子』が興行収入140億円を突破するなど好調だった。 ◇制作会社の大型M&A・提携が目立つ 異業種・中国など外資系も接近  2019年までのアニメ業界をめぐる動向では、制作会社による買収(M&A)や提携、共同出資によるアニメ制作会社の設立などが目立った。アニメの制作本数が高水準で推移し、制作ラインの確保が重要課題となったなか、人員の確保や作業効率化などを目的に、制作会社を中心とした合従連衡が進んでいる。また、不動産会社のいちご(東京)がアニメ制作会社を新たに立ち上げ、元請として作品制作を進めるなど、異業種のアニメ制作市場参入の例もみられた。  海外勢による日本アニメの接近姿勢も目立った。Netflix(米)は日本市場に新作アニメを相次いで投入するなど、国内アニメファンの獲得に注力。日本品質を目指した内製化を求め、テンセント(中)傘下の上海絵界文化伝播、彩色鉛筆動漫など中国勢による日本アニメ市場への参入なども近年の特長として挙げられる。

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(2020/10/12)