まさに女房役…広島石原は中心選手のそばで常に尽力(日刊スポーツ)

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<こんな人> プロ野球で広島ひと筋19年の石原慶幸捕手(41)が、今季限りで現役を引退することを決めた。12日、球団が発表。16日に引退会見が行われ、11月7日阪神戦(マツダスタジアム)が引退試合となる予定。 【写真】広島石原慶幸(2020年3月4日撮影) ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 「女房役=傍らから補佐する役目」という言葉が、これほどぴったりくる選手はいない。巧みなリードを高評価される捕手としてはもちろん。25年ぶり優勝は苦しい時代をともに過ごした黒田、新井両氏とチームメートをつなぐ役割をこなし、新井引退後は新たな球団の柱となる会沢や小窪を支えた。11年まで選手会長も務めたが、中心人物のそばで尽力する姿が印象に残っている。 会話の中心はいつも後輩たちだった。2軍にいても、リハビリ中でも、自分のことより後輩のことばかり気にしている。「あのアツ(会沢)の言葉はいいメッセージになった…」「(鈴木)誠也は全力疾走して、引っ張ろうとする姿が見える…」「サクラ(坂倉)がアツと勝負できるようになっていけば…」など、表情は優しく、言葉は温かい。 今季かみ合わないチームに摩擦が生じるたび、1軍選手は最後のとりでのように、石原慶の携帯電話を鳴らした。ときに諭し、ときにハッパを掛け、ときに動いた。1軍にいなくても、石原慶は「女房役」であり続けた。1軍出場3試合に表れない貢献の形。低迷する今季こそ、1軍に必要な存在だったような気がする。【広島担当=前原淳】

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(2020/10/12)