社会で役立つ、いろいろな職業を知ろう!~ビジネスで社会貢献を行う「社会起業家」~(ベネッセ 教育情報サイト)

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社会企業家にはどんな力が求められているのでしょうか?それを知るために、具体的な仕事の様子をのぞいてみましょう。有名な社会起業家である、バングラディシュ出身のムハマド・ユヌス氏の例をご紹介します。 ユヌス氏は、「グラミンバンク」という小さな銀行を立ち上げました。これは、貧しい人たちが自立して生活できるよう、少額の融資を行って支援する団体です。 普通、銀行には、ローンを組む際に収入などの厳しい審査があります。そのため、貧しい人たちは利用しにくくなっているのですが、グラミンバンクはこうした人でもお金を借りやすいように手続きを簡略化し、無担保でも融資できるようにしたのです。ただし、借り手は5人のグループをつくり、返済に対してお互いに責任を持って支え合うのがルールです。これによって借り手は、銀行のアドバイスを受けながら融資されたお金を使い、野菜を育てたり、ヤギを飼ったり、個人事業を営むことができるようになりました。 一方の銀行は、利息金によって資金を確保できるため、どんどん借り手を増やしていくことができます。 仕組みは一般の銀行とあまり変わらなくても、ルールを少し工夫することで、たくさんの貧しい人を救うことを可能にしたのです。 ユヌス氏のように、社会問題の解決と安定した利益の両方を見込める、新しいビジネスモデルを生み出すのが「社会起業家」の大切なミッションです。簡単に利益を出せる分野なら、企業が既に進出していることでしょう。発想力と行動力をベースに、だれも思いついたことのないアイデアを考え、実行する。これが「社会起業家」に求められる力です。

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(2020/10/11)