喜べない!? コロナ禍で増加した金融資産~家計調査に見る収入と支出(LIMO)

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これは新型コロナ蔓延の影響だと思われます。図表1を見てください。2019年1月以降の家計調査における二人以上の勤労者世帯の収入と支出の前年比をみたものです。明らかに消費支出が3月、4月、5月と大きく減っていることがわかります。 特に5月の消費支出は280,883円、前年比15.5%減と大幅なマイナスです。3か月連続でマイナス、かつ減少幅も2ケタとなりました。 支出項目別に前年比でみると、堅調だったのは食料1.2%増、家具・家事用品2.8%増、保険医療2.9%増だけです。それ以外の項目はすべて2ケタ減となりました。 住居費は設備更新を中心に26.6%減、被服及び履物は33.2%減と3か月連続の2ケタ減、さらに通信・交通は19.8%減、教育も25.9%減、教養娯楽も31.7%減、お小遣いなどのその他の消費支出も22.4%減です。一方、税金や社会保険料といった非消費支出は119,158円で、前年比0.2%減とほとんど減っていません。 6月は消費支出全体で3.3%減まで戻っていますが、ボーナス月であるだけに、マイナスの金額面での影響は大きいといえます。6月も2ケタ減となった項目は、交通・通信(12.7%減)、教育(13.8%)、教養娯楽(15.6%)です。

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(2020/10/11)