ソフトバンク・工藤監督が1イニング3投手起用の〝執念タクト〟「6回が一つの肝」(東スポWeb)

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 執念で白星をつかみ取った。ソフトバンクが11日、2位ロッテとの首位攻防第3ラウンド(ペイペイ)に3―0で零封勝利。連勝で天敵相手に今季初のカード勝ち越しを決め、ゲーム差を2に広げた。    最後は守護神・森唯斗投手(28)が走者を1人出したものの、危なげない投球で締めくくった。今季26セーブ目は節目となるプロ野球34人目の通算100セーブ。「(記録は)素直にうれしいです。このロッテとの戦いで勝てたことは大きいと思います」とうなずいた。  ここまで43試合に登板。ルーキーイヤーから7年連続の50試合登板が目前のタフネス右腕は「全部投げるつもりでいます」とフル回転を誓った。  投手7人による零封リレーでの勝利。何よりも工藤監督の執念のタクトが光った。先発の和田は1安打無失点の快投。ただ、初回から飛ばし、球数も5回で93球となったことで、6回から継投に踏み切る。    指揮官がその6回にまるで短期決戦並みの小刻みなリレーを発動した。先頭・中村奨に対して2番手・泉を送る。中飛に打ち取ると、続く左のマーティンのところで左腕の嘉弥真にスイッチ。泉を右の〝ワンポイント〟として起用した格好だ。  嘉弥真はマーティンを四球で歩かすも続く左の安田を遊ゴロに打ち取る。二死二塁で右の井上を迎えると、今度はサブマリンの高橋礼を投入し見逃し三振。惜しげもない投手リレーでロッテを反撃モードに入らせなかった。  ロッテ戦今季11敗のうち5敗が中盤以降に救援陣が打たれている。指揮官は「6回が一つの肝というか。試合の流れというか、そういうものを断ち切らないといけないと思っていた。和田君が良かっただけに、その後が一番大事だと思ってました」と念には念の継投を振り返った。    ここまで4戦4敗だったロッテ先発・美馬に野手陣も食らいついた。3回に中村晃が「何が何でも先制するという気持ちで打ちにいきました」と気迫をこめた適時二塁打。4回には松田宣が一発を放ち、さらに周東が足で奪った適時内野安打で3点をもぎ取った。周東は3安打猛打賞で2得点に絡む活躍だけでなく二塁守備で好守を連発。栗原も右翼守備でフェンス際の飛球をジャンピングキャッチするなどチーム全体が勝利へ一丸となった。    ペナントレースは残り22試合。2位ロッテとの直接対決は6試合残っており、リーグ優勝をかけて最後までしびれる戦いが続く。工藤

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(2020/10/11)