極上の空間を演出!?レクサス新型「LCコンバーチブル」は気持ちよさと優雅さを持ち合わせていた?(くるまのニュース)
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今回一般道、高速に加えてクローズドコース(袖ヶ浦フォレストレースウェイ)でチェックをしてきました。
LCコンバーチブルのエクステリアは、塊感の強いクーペに対して、ルーフがなくなったことで伸びやかなフォルムに仕上がっています。
2+2のレイアウトながら、オープン時は2シーターのようにタイトに見えるキャビン、クローズド時はファストバックのように見えるシルエットなど二面性を持ったデザインです。
クーペよりスタイリッシュなのはもちろんですが、いい意味で“緊張が解けた”印象を受けました。逆に注目度は断然上がっています。
インテリアはコンバーチブル化に合わせてシート表皮や空調(レクサスクライメイトコンシェルジュ)、サウンドシステムを変更。
ただ、メーター周りは最新のトレンドからすると少々時代遅れな感があるのも事実です。ほかのレクサスもそうなのですが、ここが変わると印象はガラッと変わると思います。
オープン時はベルトラインやリアの造形の工夫による空力性能やウィンドディフレクターの採用などにより不快な風の流れも抑制されていますが、それもそのはずで、オープンで270km/hまで実験をおこなっているそうです。ちなみにクローズド時は下手なクーペ顔負けの静粛性を実現していますが、これは4層構造の幌の採用が大きいでしょう。
ソフトトップの開閉は50km/h以下なら走行中でも操作可能です。開閉時のスピードはかなり速いレベルですが、開閉動作にあえて0.2秒の“タメ”を持たせています。
これは書道の「トン・スー・トン(=三折法)」をヒントにした制御で、スマートかつ人間味のある自然な動きはまさに日本人ならではの発想です。
リアシートはさすがにクーペよりも狭く、大人が長時間座るのは厳しそうですが、ちょっとそこまでという程度であれば十分でしょう。
「高級クーペにはリアシートはいらない」という意見もありますが、2シーターか2+2かは購入条件(人が乗れるではなく荷物置きにもなる)のなかでは重要なポイントです。
ラゲッジスペースはクーペ(ハイブリッド)並みの容量が確保されており、日本人が気になるゴルフバッグは1個搭載可能です。
パワートレインは5リッターV型8気筒エンジン「2UR-GSE」+10速ATの組み合わせのみで、クーペに設定されるハイブリッドの設定はあり