安部トシ子さんの花嫁相談室 第70回「“ふたり婚”ってどんなもの?」(25ansウエディング)

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ふたりだけ、家族だけでの結婚式も、最近は珍しくなくなりました。コロナの影響で「やらないくらいならふたりだけで挙げたい」と考える方もいますし、消去法ではなく、「ふたりだけ」という点に価値観を見出している方もいます。 今、担当しているカップルの中にも、コロナには関係なく、最初からふたりだけでの結婚式を希望された方がいます。軽井沢に3日間滞在し、和装で前撮りをして翌日に結婚式を挙げるという、素敵で贅沢なプランです。準備を進めるうちに、誰かに見届けてもらう、立ち会ってもらうということよりも、ふたりでその時間、その空間を作り上げることを何よりも大切にされているのだと理解しました。必然的に、その瞬間を写真で形に残すことに対する優先順位も高くなっています。 また別のカップルでは「大勢のゲストをお招きするウエディングはコロナで断念したけれど、結婚式だけはふたりで挙げてけじめをつけたい」という方もいました。この方たちの場合はご家族の気持ちを汲み取り、会場側と相談し、充分に対策をとって家族婚という形にいたしました。 人生の節目の日は、たくさんの人に祝っていただくことだけに意義があるわけではありません。あなたたちは何を大切にし、何に誓いたいのでしょうか。そう問われたときに、例えば神さまに、両親に、人前で、または大海原に誓うなど、「誓うことが結婚式の基本」という答えが見出せたとしたら、それはとてもすばらしいことです。そう考えると価値観も変わりますし、迷っている人も納得できるのではないでしょうか。   ■オフィース・マリアージュ 花嫁相談室   東京都港区南青山2-4-16 営業時間:10時~19時 水曜定休 tel.03-6721-0105

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(2020/10/11)