関根学園が来春センバツ王手 竹之内が流れ呼ぶ1発(日刊スポーツ)

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<高校野球秋季北信越大会:関根学園7-5佐久長聖>◇11日◇準々決勝◇魚津桃山運動公園野球場 【写真】5回に本塁打で生還後、自軍ベンチに向いほえる竹之内 関根学園(新潟3位)が、長野1位の佐久長聖に打ち勝ち、来春センバツに王手をかけた。二転三転する激戦を演じ、7-5で準決勝進出。0-2の5回、先頭の竹之内陵遊撃手(2年)が左翼へのソロ本塁打を放ち、味方打線に火をつけた。新潟明訓(新潟2位)は敦賀気比(福井1位)と延長10回にもつれ込む接戦の末、4-7で力尽きた。先発の柳下祐希投手(2年)は7回まで被安打1の好投を見せたが8回に3失点して降板した。準決勝は17日に富山市民球場で行われ、勝てば北信越2枠のセンバツ出場がほぼ決まる。    ◇   ◇   ◇ 竹之内の鋭い一撃が、関根学園の勝利への“号砲”になった。0-2の5回裏。2回から遊撃手の守備で途中出場していた竹之内は、甘く入ったチェンジアップを強振。打球は左翼フェンスを越え、芝生席に突き刺さった。安川巧塁(よしたか)監督(28)は「チームが勇気づけられた。あそこからだと思います」と反撃の口火になった本塁打を評した。竹之内にとって公式戦初安打が本塁打になった。打線が息を吹き返す一発だった。 背番号16。遊撃の正位置は1年の近藤晶英に奪われた。安川監督は「本来は背番号5(三塁手)を背負わなければいけない選手だが打撃が振るわなかった」と明かした。しかし腐らず、練習の手は抜かなかった。努力する姿は周囲のナインも、指導スタッフも認めていた。だからこそ、努力の男の一発は勝利への起爆剤になった。1-2の6回2死一、二塁の場面では右翼への同点二塁適時打。「正位置を取られても自分がしなければいけない仕事があった」。 秋季県大会終了後は打撃練習を繰り返した。大鏡の前で素振りを繰り返し、スイングの軌道をチェックした。前日10日は1回戦の新湊戦終了後の夕方から滑川市内で打撃練習。3カ所設置した打席の1つは、この日本塁打を捉えた球種、チェンジアップにセットしてあった。「3カ所5分間の打撃練習だったけれど集中してできた」。その集中度を、緊張を強いられる準々決勝で竹之内は見せた。 北信越のセンバツ出場枠は2。県勢6年ぶりのセンバツにあと1勝。17日の準決勝、敦賀気比(福井)に挑む。【涌井幹雄】

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(2020/10/11)