バブル期が生んだ個性的すぎるセダン5選(GQ JAPAN)

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バブル経済下で、市場に潤沢なお金がまわっていたころ、トヨタの「クラウン」は大きく成長した。1991年の9代目クラウンで注目すべきは「クラウン・マジェスタ」の設定だ。 「セルシオ」(1089年)とクラウンシリーズのギャップ(といっても大きくはなかったはず)を埋めるモデルで、ボディ全長は4900mmもあり、トップモデルは4 .0リッターV型8気筒ガソリンエンジンを搭載していた。 従来の、ソフトな乗り心地のためのセパレートシャシーを廃して、軽量化のためにモノコックシャシーを採用したのも、当時のニュースだった。 そして、このとき同時に誕生したのが、「アリスト」という派生車種だ。マジェスタがプレスティッジ性を強くもつ4ドアセダンだったのに対して、2780mmのホイールベースや、トップモデル用の4リッターV8は共用しながら、すこし前後が切り詰められたボディを載せ、パーソナル性を強く打ち出したモデルである。 テストドライバーの意見を大きく採り入れて開発したことを謳い、3.0リッター直列6気筒エンジンには段階的に作動するシークエンシャルターボチャージャーを採用したり、駆動性を高めるための4WDシステムを搭載したりと、スポーティさを前面に打ち出したのが印象的だった。 ショートデッキのボディは好き嫌いがわかれるところだ。基本コンセプトを手がけたのは、イタルデザインと言われている。ジョルジェット・ジュジャーロひきいるイタルデザインは、それまでもトヨタのためにコンセプト開発など、水面下の仕事をいろいろ手がけていたとか。 とりあえず、ビジネスの関係にひと区切りつけた最後の作品が、このアリストと言われたのをおぼえている。1997年に2代目にモデルチェンジ。パワフルなセダンというコンセプトは引き継がれた。

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(2020/10/10)