俳優・映画監督、斎藤工 キャリア20年、マルチな活動 アンバサダー務める「なら国際映画祭」で新作披露、移動映画館で海外飛び回る(夕刊フジ)

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 映画の大作やドラマへの出演依頼が殺到する今、最も旬な俳優。一方で監督やプロデューサー、写真家としての顔も持つ。俳優としてのキャリア20年を糧にマルチな才能を全開させている。  「ただ、映画が好きで、“映画の周辺”をぐるぐると回ってきただけですよ」と照れ笑いを浮かべ、謙虚に語る。  幼い頃から無類の映画好き。俳優界の中でも、映画についての博覧強記ぶりは随一と言ってもいいだろう。  新型コロナウイルスによる自粛で開催が危ぶまれる中、アンバサダー(使節)を務める「なら国際映画祭」が9月に開催。映画祭を立ち上げ、2年前、初代アンバサダーに指名してくれた河瀬直美監督を応援するため、また、今回は映画監督として新作を引っ下げ、奈良へ駆け付けた。  「大勢の人の前に立つのは7カ月ぶり。大きなスクリーンで新作を見てもらえて本当にうれしい」。その情熱は涙となってにじみ出た。  東京都生まれ。映画製作・配給会社に勤める父の影響で、フィルムの世界に触れながら育ち、もの心ついた頃には映画界への道を志していた。  「製作者になりたい」と思っていたが、俳優の道へ。2001年のデビュー以来、ジャンルを問わず幅広い役柄に挑み続けた。今年話題をさらったドラマ「BG~身辺警護人~」では、ボディーガード役で木村拓哉とバディを組み、来年公開予定の大作「シン・ウルトラマン」では、令和に蘇るウルトラマン役に抜擢。俳優として第一線を駆け抜けてきた。  片や12年から映画監督としてコンスタントに作品を発表。「集大成と呼べる過去最高の作品ができた。そんな自信があります」と語るのは、今回の「なら国際-」で披露した新作「フードロア Life in a Box」だ。  地方電鉄の車内で展開するヒューマンドラマ。実力派俳優の安田顕、元プロレスラー、ザ・グレート・カブキらを起用した意欲作。アジアの気鋭監督8人が「食」をテーマに競うワールドワイドな企画の1本で、日本代表に選ばれた。  「世界戦に挑むつもりで撮りました。各国の人々の反応が楽しみです」  日本など世界約100カ国でネット配信されるが、「大スクリーンで見てほしい。劇場公開を目指します」と意気込む。  ◆途上国へ移動映画館  俳優、監督のほか、14年から力を入れているのが、「cinema bird(シネマ・バード)」と名付けた移動映画館のプロジ

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(2020/10/10)