珠城りょう、華麗なる七変化!初の女役&1人2役にも挑戦で見せ場たっぷり!!(スポーツ報知)

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 宝塚歌劇月組公演「WELCOME TO TAKARAZUKA―雪と月と花と―」「ピガール狂騒曲~シェイクスピア原作『十二夜』より~」がコロナに負けず、兵庫・宝塚大劇場を連日、盛り上げている。日本舞踊のショーで始まり、仏パリが舞台の喜劇で笑わせ、洋物レビューでフィナーレと色とりどり。月組トップスター・珠城りょうも、初の女役でしかも2役に挑むなど七変化を見せている。(ペン&カメラ・筒井 政也)  季節外れの桜やスミレが、案外しっくりくる。本来、月組公演は第106期生のデビュー作として4月に始まる予定だった。約5か月延びての上演となったが、大劇場は6列目以降の市松模様をやめ、客席は通常に近い形での上演。和物ショーでの幕明けは、宝塚の本格的リスタートを祝うように、華やかでまぶしかった。  本公演での和物ショーは宙組「白鷺の城」(2018年)以来。ファンでも苦手な方が少なからずいるが、最近の2年置きの上演ならば新鮮味が保たれていていい。珠城は劇団100周年の「宝塚をどり」(14年)以来6年ぶりだが「個人的には大好き。華やかさ、きらびやかさ、男役の若衆のあでやかさに引き込まれます」と意気に感じて臨んだ。  歌劇の組名の元でもある日本の美の象徴「雪月花」を、それぞれにちなんだクラシック曲に乗せて踊る。「雪の巻」はヴィヴァルディ「四季」の「冬」。入団64年目で、本公演で退団するレジェンド・松本悠里(専科)の最後の舞。歴史に残るありがたい場面だ。  「月の巻」はベートーベンの「月光」をボレロ調に。「新月が満月になるさまを。繊細で静かなメロディーが、徐々に力強くなる。人類の生のエネルギーというイメージ」と珠城。今にふさわしいテーマだ。「花の巻」はチャイコフスキー「花のワルツ」で、月城かなとが風間柚乃との合わせ鏡のように。「かなり冒険というか、ダイナミックに踊っていて斬新です」(珠城)。「星」「宙」も見たかった気が…。  一方、「ピガール―」はパリを舞台にした祝祭劇。追手から逃れるために女性の姿を捨てた主人公ジャンヌ(珠城)が男装してジャックと名乗り、劇場「ムーラン・ルージュ」に裏方として従事。新作のヒロイン候補に出演を交渉するため悪戦苦闘するコメディーだ。  珠城が初挑戦した「男装の麗人」が、チラリと女性らしさを垣間見せる点が肝。珠城はさらに別の男性役で出演し、終盤は大が

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(2020/10/10)