台湾で「愛玉」オーギョーチーを見つけた日本の植物の父・牧野富太郎と、彼を描いた池波正太郎(サライ.jp)

【リンク先抜粋】
世界各地で人気となった台湾発祥「タピオカミルクティ」のタピオカは、キャッサバという芋類の根茎から作られる。そのタピオカよりも古くから親しまれている「愛玉」も、クワ科イチジク属の植物由来のものだ。マンゴーに似た楕円形の実の中から取り出した茶色い種の部分をほぐし、布袋に入れ水の中で揉むと、ゆるやかなゼリーが出来る。海抜1000メートル以上の多雨湿潤な地域で育つ植物から生まれた、台湾ならではのデザートだ。 一杯30元(約100円)ほどで気軽に食べられるこのデザートについて、地元の人たちに聞いても「台湾特有の植物で作る、昔ながらの素朴なデザート」という程度の認識だった。 愛玉を、日本人が見つけた。 週末の夜市で、忙しい店主はそれ以上のことは言わなかった。現地では中国語の「アイユー」で通るのに、日本では台湾語で「オーギョーチー」と呼ばれるのも不可解だった。屋台の電球の灯りの下でゆらめく透き通った愛玉が、謎めいたもののように見えてくる。

続きはこちら

(2020/10/10)