中国、NBAの試合中継を再開 香港問題で中止から1年(産経新聞)
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【北京=三塚聖平】中国国営中央テレビは10日、昨年10月から1年間中止していた米プロバスケットボールNBAの試合中継を再開した。昨年、米テキサス州に本拠を置く「ロケッツ」の幹部が香港のデモを応援する投稿をツイッターで行い、それに中国側が強く反発して中継を取りやめていた。
中央テレビは9日に発表した談話で「バスケットボールファンの視聴ニーズがある」と説明した。その上で、NBAは「中国人民の新型コロナウイルス感染症との戦いへの支援で積極的に努力した」と評価している。
NBAにとって中国は最大の海外市場であり、中国側は巨大市場を背景に圧力を強めていた。中央テレビが中継を再開したことに、中国版ツイッター「微博」では「NBAは謝罪したのか?」「失望した」と批判的な意見が目立った。