日本ハム中田5番で2打点「理想程遠い」も復調兆し(日刊スポーツ)

【リンク先抜粋】
<日本ハム4-0オリックス>◇9日◇札幌ドーム 今季初めて5番に「降格」した日本ハム中田翔内野手(31)が、不振脱出へ兆しの2適時打をマークした。10日、オリックス16回戦(札幌ドーム)に「5番一塁」でスタメン出場。2点リードの6回2死一、三塁で左前適時打を放ち、26打席ぶりに打点を挙げた。8回にも左前適時打で、リーグトップの楽天浅村に1打点差に迫った。 【写真】6回裏2死一、三塁、左前適時打を放つ中田    ◇   ◇   ◇ 長いトンネルに、一筋の光を見いだした。苦しんでいた中田に、待望の打点が生まれた。6回2死一、三塁。オリックス山岡の132キロシンカーに、体勢を崩されながらも、最後は左手1本で左前適時打。26打席ぶりの打点に笑顔はなく、「何とか食らいつこうという気持ちで、毎打席立っている」。苦悩の日々を、とつとつと話し始めた。 「状態が今、どん底まで来ている」。前日9日に放った右前打が22打席ぶり。10月に入り、不振でスタメン落ちも経験し、この日は今季初めて5番での出場だった。2安打2打点で意地は見せたが「自分の理想とする打ち方、当たりからは程遠い。自分のことどうこうではなく目先の試合に勝つだけ」と最後まで笑顔はなかった。 好不調の波が大きいタイプではある。「(スランプは)毎年あるのでね。僕の中の引き出しは全部、出尽くしている。本当に耐えるしかない」と自らに言い聞かせるように口にした。満身創痍(そうい)での連戦。下半身の疲労軽減のためにゴムスパイクを履くなど、打席以外での試行錯誤も続けている。 栗山監督は「苦しんでいる姿は見えていた。大きなホームランを2本打つより、オレはちょっと前に進んでいる感じがした」と受け取った。快音とともに、本来の姿を取り戻す時まで。中田は「最後まで、頑張るしかない」と歯を食いしばり、シーズン終盤を走り抜ける。【田中彩友美】

続きはこちら

(2020/10/10)