日本ハム有原「最後フラフラだった」今季初完封勝利(日刊スポーツ)

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<日本ハム4-0オリックス>◇9日◇札幌ドーム 日本ハム有原航平投手(28)が10日、オリックス16回戦(札幌ドーム)で、今季初完封勝利を挙げた。散発の6安打、111球の快投で6勝目。完封勝利は今季のチーム第1号。自身は昨年5月30日ロッテ戦以来、通算4度目となった。    ◇   ◇   ◇ ゲームセットの瞬間、有原のほおがゆるんだ。2死二塁でジョーンズを右飛に抑えて「やっと終わったな」。初回から「0」を並べ、投じた球数は111球。「本当にもう最後フラフラだったのですけど、守備が助けてくれたので感謝しています」。許した安打は6本。三塁を踏ませない投球で、プロ4度目、今季チーム第1号の完封勝利をマークした。 味方に助けられた。1点の援護をもらった3回。2死から出塁させた福田の二盗を、女房役の宇佐見が好送球で刺してくれた。6回無死一塁でも、バントを素早く処理した宇佐見から、2-6-3の併殺が完成。ピンチの芽を摘んでくれた。「本当に守備に救われた試合だと思う」とチームメートをたたえた。 8回を投げ終えたところで100球に達したが、木田投手コーチには「行きます」と直訴。9回のマウンドへ向かう際には、今季本拠地最多1万779人のスタンドからの拍手に背中を押された。「9回、勝っている場面で任せてもらえたことを意気に感じて、次の登板も頑張りたい」と話した。 ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する希望を明かして迎えた今季。開幕当初から結果が出ない時期もあったが「9イニング投げられて、チームが勝てたことが1番いいかなと思う」と6勝目を喜んだ。栗山監督は「ああいう風に夢を語っている選手にとっては、どういう姿で野球をやるのか、何を見せてくれるのか、というのはすごく大きな意味を持つ。しっかり完封したのは意味があると思う」とエースの投球に目を細めた。 有原は「まだ残り試合があるので、チームが勝てるように精いっぱい投げたい」。高い目標を持つエースは、さらなる高みを目指して走る。【山崎純一】 ▽日本ハム木田投手コーチ(完封勝利の有原に) 絶好調ではなかったと思うけど、球種も多くて引き出しも多い投手。今日、何が有効で、どういう投球をしたら相手をやっつけられるかというのを、うまく見つけて投げていってくれた。

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(2020/10/10)