忠犬ハチ公像をモチーフにした鈴木康広さんのパブリックアート(Webマガジン コロカル)
【リンク先抜粋】
■〈MIYASHITA PARK〉に新たなランドマークが誕生
2020年夏、渋谷の宮下公園が、公園・商業・ホテルが一体になった複合施設〈MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)〉として生まれ変わりました。
【写真で見る】鈴木康広『日本列島のベンチ』(2014)
その屋上にあるのは、新しくなった宮下公園。そこに、アーティストの鈴木康広さんによるパブリックアート『渋谷の方位磁針|ハチの宇宙』が設置されました。
瀬戸内国際芸術祭や箱根 彫刻の森美術館など、国内外で作品を発表してきた鈴木さん。剣玉の玉をリンゴに見立てた『りんごのけん玉』、船が航走する洋上をファスナーに見立てた『ファスナーの船』など、いつもの風景を不思議な光景に変えてしまうような作品を手がけるアーティストです。
今回の作品には、どんな思いが込められているのでしょうか?公式サイトには、次のような言葉が寄せられています。
「空が見渡せるミヤシタパークに、渋谷区の方位を身体で感じられるベンチをデザインしました。そこにいち早くやってきたのは忠犬ハチ公像。星になった上野教授を見上げています。 今やハチは世界中の人々に語り継がれる果てしない“宇宙”のような存在。動物と人間との間に芽生えた他者への想像力が、国境を越えて人々の心に何かを呼びかけているのではないでしょうか。明治通りに沿って南北に広がるミヤシタパークは、道行く人たちにさりげなく方角を知らせるコンパスの“針”のような場所。近所から地球まで、さまざまな場所からやってきた人たちとの出会いによって、ミヤシタパークが未来に向かう“渋谷の方位磁針”となることを願っています」
空の上の教授を見上げているなんてかわいらしいですね。こんなベンチに座っていたら、つい長々とおしゃべりしたり、空を眺めたりしたくなってしまいそうです。
この作品は、パブリックアートの普及を推進する〈DESIGNART〉(株式会社デザイナート)が、一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷未来デザインと協業し、プロデュースを手掛けたものです。
■東京の街とオンラインで〈DESIGNART TOKTO 2020〉開催
2020年10月23日(金) ~11月3日(火・祝)は、DESIGNARTが主催するデザイン&アートフェスティバル 〈DESIGNART TOKTO 2020〉が開催